通称なし子さんの果てしなき自分改造計画とかよりもほろ苦い青春の1ページ的ノスタルジィと今さら蒸し返す伝説のあーちゃん(仮称)まんこくさい事件
ここ数日、3Dプリンターで自らの女性器を造形できるデータを頒布したとして、わいせつ電磁的記録頒布の容疑で東京都在住の五十嵐恵(通称ろくでなし子)さんが逮捕された件で、各方面から名立たるクソコテがここぞとばかりに大集結しスーパークソコテ大戦の様相を呈していて、僕のTLはまんこまんこで溢れ返っております。
本件に関しては各界から名立たるクソコテが当の通称なし子さんすらを置き去りにして猥褻だ否芸術だまんこはいいけどロリはダメとは何事だと、血で血を洗うスーパーまんこ戦争を繰り広げているので今さらそこに参戦するなんていうのはちょっとご遠慮させて頂きたい感ありあり系。なので僕はスーパークソコテ大戦に置いてけぼり食らってる通称なし子さんの主張そのもののほうにフォーカスを合わせてみようかなぁなんて思ったりした次第。ていうか、血で血を洗うスーパーまんこ戦争ってちょっと表現としてリアルすぎてさすがになんかヤですね。
さて、本来の話題の中心であるはずの通称まん子さんですが、自分のまんこの形が変なんじゃないかっていう悩みを拗らせすぎて、病院に相談に行ったうえ、実際に整形手術をしたそうです(うろ覚え)。このことがキッカケで「自分が自分のまんこの形が変なんじゃないかって思い詰めたのは、他人のまんこの形を見る機会がなかったせいだ!誰も教えてくれないから正常な形とか知らなかったもの!みんなもっとオープンにまんこを見せ合おう!」みたいな主義主張を持ち始めたようなのですが、待って。
そのエピソード、童貞が童貞過ぎて初見でアナルセックスしそうになったり、思春期に乳首がパンパンに張って「俺はこのまま女の子になってしまうんじゃないだろうか……?」っていう不安を拗らせて病院で見てもらい「それはチクツーです。男の子はわりとなります」って言われて300円払って帰ってくるみたいな類の、わりと誰にでもあるほろ苦い青春の1ページ的ノスタルジィですよね?
思い詰める前にヤホー知恵袋あたりで「乳首がパンパンに張ってしまったのですが女の子になってしまうんでしょうか?」って質問すれば即刻ベストアンサーしてもらえますし、「乳首 痛い」で検索するだけでもだいたい分かるでしょう。「わたしのまんこの形はおかしいのでしょうか?」も質問さえすれば「個体差があるので気にしなくていいです」てきなベストアンサーが即刻ついたものと思います。「まんこが神格化されていたり猥褻物と扱われていることが性教育を阻害している!」という主張はちょっとスーパージャンプ感が否めませんし、冒頭でも申し上げました通り、もう僕のTLはここ数日まんこまんこで賑わっておりますから、今の日本社会は抑圧されていてまんこについてオープンに語り合えない!っていうのはもう杞憂だと反証されちゃっているように感じます。むしろもうしばらくまんこの話題はいいよ。
要するに処女を拗らせすぎて変な勘違いした人が、拗らせ処女から一転、今度は逆方向に全振りして、もっとサバサバと下ネタも言えるような芸風に自分改造しよう!みたいな計画に、「みんなももっとオープンにまんこについて語ろう!」って周囲を巻き込んでいるだけなんじゃないかと思います。心配しなくてもサバサバ下ネタ言いたい人は元からそういう芸風でやってますし、奥ゆかしい感じで自分をプロデュースしたい人はそんな気楽にまんこまんこ言いません。あなたがこうあるべし!なんて張り切らなくても、ちゃんとみんななりたい自分になっているのではないでしょうか。
ところで僕の地元には伝説として語り継がれているあーちゃん(仮称:現在23歳)まんこくさい事件というのがあるのですが、当時18歳だったネアカで下ネタもサバサバ言えちゃう系のあーちゃん(仮称)が、柄にもなく随分と深刻な顔で「ねぇちょっとお願いしたいことがあるんだけど」と僕たちに相談してきたところから始まります。
「あのさ、わたしまんこ超くさいんだけど」
「は?」
「ここ数日まんこがくさいの」
「はぁ」
「ねぇ、ちょっと嗅いでみてくれない?」
「は!?」
「たぶんくさいと思うんだけど自分じゃ分からないから嗅いでみて」
「ヤだよ!くさいんでしょ!?」
「だからくさいと思うんだけどくさいかくさくないか分からないから嗅いでみてって!」
「ヤだよ!たとえくさくなかったとしても嗅ぎたくないよ!」
「後生だから!後生だから!!」
そんなやりとりが派手にあったのち、とある子が「じゃあわたし嗅いでみてもいいよ」という話になって、あーちゃん(仮称)とその子がちょっと裏に。
「おぅえええええ!!!」
「そんなに!?そんなにくさい!?!?」
「くさい!超くさい!!」
「病気!?病気かな!?」
「わかんないけど絶対に正常じゃない!!!!!」
そこまでリアクションされるとやおら気になり始めるその他大勢。ああ抗いがたし怖いもの見たさ。結局みんな順繰りにあーちゃん(仮称)のまんこの匂いを嗅ぐ流れに。
「くさい!」
「超くさい!!!!」
「ていうかもうこの距離感であり得ない!くさい!!!!!」
と、とりあえず満場一致であーちゃん(仮称)のまんこはくさいという合意が取れ、これはもう病院に行くしかないということにはなったのですが、なにしろこの大騒ぎですので、すでにあーちゃん(仮称)のまんこがくさいという事実は千里を走り、もはや知らぬ人は居ない状態です。
さて、その後まんこがくさいあーちゃん(仮称)は思い詰めた顔で婦人科に行き、問診票に「まんこくさい」と書いて診察室へ。例のオートまんぐり返し台に乗せられて御開帳されたまんこに先生がズボっと手を突っ込むと中から赤黒くて超くさい謎の巨大な物体が!!!!!ギャーッ!っとなったあーちゃん(仮称)、命に関わる深刻な病魔が知らぬ間にまんこの中で成長していたのかと焦ります!
「先生!これは一体……!?」
「これね、タンポン」
「……は?」
「タンポン」
「タンポン……?」
「タンポン。入れたまんま忘れてたでしょ」
そう、あーちゃん(仮称)はすでにタンポンを入れていることをすっかり忘れて、その上からさらにもう一本タンポンを入れてしまったために、一本目が奥まで入って抜けなくなって、それが腐って異臭を放っていたのでした。すでにまんこくさいで大騒ぎしてしまったあーちゃん(仮称)、もちろんみんなにこの結果を報告しないわけにはいきません。これが後々にまで語り継がれる伝説となったあーちゃん(仮称)まんこくさい事件のあらましです。
まんこくさい事件で伝説となったあーちゃん(仮称)その後も地元のメンバーで集まるとことあるごとにその事で弄られ、成人式の二次会でさらに爆発的に伝説が広まったわけですが、まんこくさいで散々弄られた結果、少々のことでは動じないタフネスを身に着けたあーちゃん(仮称)、今では都内でスーツ着てバリバリ仕事をしています。
「だから若いときには恥をかいておくものなんだよ」
とはあーちゃん(仮称)の言ですが、それはそれでまた納得のいかない結論ではある。